社会保険・労働保険の基礎知識

Q&A

Q1.国民年金保険料を安くしてもらうことができる場合があると聞きましたが、本当ですか?

A1.

 障害年金を受給していたり、生活扶助を受けている場合であれば、届出によって保険料を免除してもらうことができます。
 また、所得がないときなども申請すれば保険料が免除や猶予になります。
 前年の所得が以下の計算式で計算した金額の範囲内であれば免除されます。

全額免除(扶養親族等の数+1)×35万円+22万円
3/4免除78万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等
半額免除78万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等
1/4免除158万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等

 平成21年度から基礎年金の国庫負担は1/2なっており、老齢基礎年金の半分は、税金で賄われていますので、無年金になってしまったら、税金だけを納めていることになってしまいます。
 今後も消費税が上がっていくようですと、税金負担は重どんどん重くなっていきますので、保険料を納付することが難しい場合は、免除申請をするべきでしょう。
 なお、免除申請は原則として毎年行わなければならないという点に注意してください。

Q2.国民年金保険料を免除してもらった場合でも、年金を受け取ることはできるのでしょうか?

A2.

 国民年金を受給するためには、保険料納付済要件というものがあります。
 すなわち、保険料納付済期間と保険料免除期間を合わせて、被保険者期間の2/3以上あるか、または死亡日の前々月までの1年間、保険料に未納がないことが必要です。

 保険料を免除された場合には、受取る年金額は、全額免除だと半分支払ったこととされ、年金は1/2支給とされます。現在の基礎年金額でいうと、約65,000円/月→32,500円/月となります。
 免除額と年金受取額との関係は、以下のようになっていますが、いずれにせよ、年金の受給に問題はありません。

全額免除1/2支給
3/4免除3/4支給
半額免除7/8支給
1/4免除5/8支給

Q3.遺族厚生年金は、配偶者や子供しか受け取ることができないのですか?

A3.

 遺族厚生年金を受給できるのは、配偶者や子供だけではありません。
 内縁でも構いませんし、第2順位の両親。第3順位の孫・第4順位の祖父母も受給可能です。

 遺族厚生年金の受給資格は遺族の年金記録ではなく、亡くなった方の記録で判断します。ですから、死亡するまで保険料をきちんと納めていれば厚生年金保険に加入して1か月後に亡くなってしまった場合でも遺族厚生年金は支給されます。

Q4.厚生年金の保険料を滞納している期間に亡くなった場合には、遺族は年金を受け取ることができないのですか?

A4.

 もし滞納していたとしても、死亡前の1年間、保険料を納めていれば、受給要件を満たし遺族厚生年金が支給されます。
 また、被保険者になって1箇月しか加入していなくても、在職中の死亡の場合、300箇月未満の加入月数は、300箇月として年金額が計算されます。

Q5.子供のいない妻には年金が支給されないと聞きました。本当ですか?

A5.

 子供のいない妻には、遺族基礎年金が支給されませんが、遺族厚生年金は、子供がいなくても支給されます。
 夫の死亡の当時、」40歳以上の妻や40歳未満だったけれど子供が18歳の年度末に達してしまって、遺族基礎年金が失権したときに40歳以上になっていたならば、中高齢の寡婦加算が65歳まで支給されます。
 65歳以降は、ご自身の老齢基礎年金が支給されます。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>